最終更新日:2021-10-29
8トントラックの積載量と必要な自動車免許とは
トラックはこのように、大きく3つの種類に分けられます。
2トントラックは「小型トラック」、4トントラックは「中型トラック」、10トントラックは「大型トラック」と呼ばれています。
最近では、ドライバーの需要に応え、「増トントラック」と言われる積載量を増やすために加工されたトラックも増えてきました。その中の1つが8トントラックです。
積載量だけで見ると、中型トラックと大型トラックの間ではあるのですが、運転するためにはどの免許が必要になるのでしょうか。
この記事では、8トントラックの積載量・車体の大きさ、そして必要な免許について紹介していきます。
このような疑問を持つ方は、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
1.8トントラックの特徴とは?
2.積載量は8トン?
2-1.8トントラックは4トントラックの増トン仕様!
2-2.車体の大きさは?
2-3.8トントラックの形状
3.運転するために必要な免許は大型自動車免許
3-1.大型自動車免許を取得する方法
3-2.大型自動車免許を取得するための条件
3-3.大型自動車免許を取得するために必要な費用
3-4.大型自動車免許を取得するまでに要する期間
3-5.大型自動車免許を取得したら運転できる車両
3.8トントラックの積載量についてのまとめ
・小型トラック
・中型トラック
・大型トラック
・中型トラック
・大型トラック
2トントラックは「小型トラック」、4トントラックは「中型トラック」、10トントラックは「大型トラック」と呼ばれています。
最近では、ドライバーの需要に応え、「増トントラック」と言われる積載量を増やすために加工されたトラックも増えてきました。その中の1つが8トントラックです。
積載量だけで見ると、中型トラックと大型トラックの間ではあるのですが、運転するためにはどの免許が必要になるのでしょうか。
この記事では、8トントラックの積載量・車体の大きさ、そして必要な免許について紹介していきます。
・8トントラックの積載量は8トンなの?
・8トントラックは中型、大型どちらに分類されるの?
・8トントラックを運転するためにはどの免許が必要になるの?
・8トントラックは中型、大型どちらに分類されるの?
・8トントラックを運転するためにはどの免許が必要になるの?
このような疑問を持つ方は、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
1.8トントラックの特徴とは?
2.積載量は8トン?
2-1.8トントラックは4トントラックの増トン仕様!
2-2.車体の大きさは?
2-3.8トントラックの形状
3.運転するために必要な免許は大型自動車免許
3-1.大型自動車免許を取得する方法
3-2.大型自動車免許を取得するための条件
3-3.大型自動車免許を取得するために必要な費用
3-4.大型自動車免許を取得するまでに要する期間
3-5.大型自動車免許を取得したら運転できる車両
3.8トントラックの積載量についてのまとめ
8トントラックの特徴とは?
4トントラックや10トントラックは、よく知られている車種ですが、8トントラックはあまり知られていないのが現状です。
「8トントラックがあるって初めて知った!」という方もいるのではないでしょうか。
まずは、8トントラックの特徴から説明していきたいと思います。
「8トントラックがあるって初めて知った!」という方もいるのではないでしょうか。
まずは、8トントラックの特徴から説明していきたいと思います。
積載量は8トン?
名称に付いている「8トン」。その名のとおり、8トントラックの積載量は最大8トンまでです。
4トントラックのように最大積載量を計算式で求める必要はないため、覚えやすいですよね!
道路交通法により、最大積載量6.5トン以上の車両は大型トラックに分類されると決められていることから、最大積載量8トンである8トントラックは、大型トラックに分類されます。
大型トラックに分類される8トントラックですが、冒頭で説明したように「増トントラック」と呼ばれる分類に属します。
一体、増トンするために何トントラックを加工したのでしょうか。
実は、6トントラック同様、4トントラックをベースに作られています。
積載量がおおよそ4トンの4トントラックを、最大8トンまで積載できるように加工して使っていると知ると、驚きですよね!
4トントラックのフレームや足回りを強化し、増トン仕様にしています。
しかし、最大8トンまで荷物を積載するのであれば、大型トラックの方が使い勝手が良さそうですよね。
それにもかかわらず、なぜ4トントラックを増トントラック仕様にし、8トントラックを作り上げたのでしょうか。
実は、4トントラックを増トン仕様にした8トントラックを使うのには、次のようなメリットがあります。
8トントラックは、大型トラックに分類されますが、10トントラックよりは維持費がかからずにすみます。
また、車体のベースは4トンであるため、10トントラックでは通れない道も8トントラックは通れます。
多くの荷物を積載できて、道を選ばずに作業できる。作業効率を上げられるという点が、8トントラックの最大のメリットと言えるでしょう。
4トントラックの増トン仕様として生まれた8トントラック。車体の大きさについてまとめてみました。
車種によって異なるため、参考までにご覧ください。
このように8トントラックは、車種によって大きさが全く異なります。
どの車種になっても運転できるようにになるため、8トントラックのドライバーを目指している方は運転スキルを磨く必要があるでしょう。
多くの荷物が積載できるのに、道を選ばない使い勝手が良いサイズ感であることから、現場で大活躍している8トントラック。
8トントラックには次のような形状があります。
それぞれの形状には次のような特徴があります。
このように、8トントラックの形状は建設現場や工事現場で活躍するよう作られたものばかりです。
「建築現場や工事現場で働きたい」と考えている方は、8トントラックの運転に必要な免許を取得するようおすすめします。
8トントラックの運転に必要な免許については、この後紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
4トントラックのように最大積載量を計算式で求める必要はないため、覚えやすいですよね!
道路交通法により、最大積載量6.5トン以上の車両は大型トラックに分類されると決められていることから、最大積載量8トンである8トントラックは、大型トラックに分類されます。
8トントラックは4トントラックの増トン仕様!
大型トラックに分類される8トントラックですが、冒頭で説明したように「増トントラック」と呼ばれる分類に属します。
一体、増トンするために何トントラックを加工したのでしょうか。
実は、6トントラック同様、4トントラックをベースに作られています。
積載量がおおよそ4トンの4トントラックを、最大8トンまで積載できるように加工して使っていると知ると、驚きですよね!
4トントラックのフレームや足回りを強化し、増トン仕様にしています。
しかし、最大8トンまで荷物を積載するのであれば、大型トラックの方が使い勝手が良さそうですよね。
それにもかかわらず、なぜ4トントラックを増トントラック仕様にし、8トントラックを作り上げたのでしょうか。
実は、4トントラックを増トン仕様にした8トントラックを使うのには、次のようなメリットがあります。
・10トントラックを購入するよりも維持費がかからない
・10トントラックが通れない道でも通れるため、効率よく作業ができる
・10トントラックが通れない道でも通れるため、効率よく作業ができる
8トントラックは、大型トラックに分類されますが、10トントラックよりは維持費がかからずにすみます。
また、車体のベースは4トンであるため、10トントラックでは通れない道も8トントラックは通れます。
多くの荷物を積載できて、道を選ばずに作業できる。作業効率を上げられるという点が、8トントラックの最大のメリットと言えるでしょう。
車体の大きさは?
4トントラックの増トン仕様として生まれた8トントラック。車体の大きさについてまとめてみました。
車種によって異なるため、参考までにご覧ください。
全長 | 7,540mm~10,955mm |
---|---|
全幅 | 2,290mm~2,460mm |
全高 | 2,565mm~2,750mm |
このように8トントラックは、車種によって大きさが全く異なります。
どの車種になっても運転できるようにになるため、8トントラックのドライバーを目指している方は運転スキルを磨く必要があるでしょう。
8トントラックの形状
多くの荷物が積載できるのに、道を選ばない使い勝手が良いサイズ感であることから、現場で大活躍している8トントラック。
8トントラックには次のような形状があります。
・平ボディ
・ユニック
・コンテナ車
・ダンプ
・ユニック
・コンテナ車
・ダンプ
それぞれの形状には次のような特徴があります。
平ボディ | ・屋根がない ・「アオリ」と呼ばれる落下防止柵が付いている ・積み下ろしが楽にできる |
---|---|
ユニック | ・トラックの荷台にクレーンが装着されている ・「クレーン車」と呼ぶこともある |
コンテナ車 | ・物が落下する心配がない ・雨風に強い ・コンテナの側面に会社名が大きく書けるなど宣伝に使える |
ダンプ | ・荷物を下ろす際には左右もしくは後部に荷台が動く ・手を使わずに荷物が下せる |
このように、8トントラックの形状は建設現場や工事現場で活躍するよう作られたものばかりです。
「建築現場や工事現場で働きたい」と考えている方は、8トントラックの運転に必要な免許を取得するようおすすめします。
8トントラックの運転に必要な免許については、この後紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
運転するために必要な免許は大型自動車免許
車体は4トントラックをベースに作られている8トントラック。
8トントラックを運転するためには、どの運転免許が必要になるのでしょうか。
結論から言うと、8トントラックを運転するためには【大型自動車免許】が必要です。
前項「8トントラックの積載量は8トン?」で説明したように、8トントラックの積載量は最大8トンであり、大型トラックに分類されます。
また、中型自動車免許は最大積載量6.5トン未満の車両まで、中型自動車免許(8トン限定)は最大積載量5トン未満の車両しか運転できないため、大型自動車免許が必要になります。
大型自動車免許を取得するためには、【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】を保有していることが条件になります。
大型自動車免許を取得するためには、3通りの方法があります。
では、それぞれの方法について詳しく説明していきます。
自動車教習所に通い取得する方法の場合、すでに持っている免許によって学科時間数、技能時限数が変わってきます。
基本的に、【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】を保有していないと大型自動車免許は取得できません。
「普通自動車免許しか持っていないよ!」という方もいるでしょう。
ご安心ください。教習所によっては、中型自動車免許と大型自動車免許がパックで取得できるプランを準備しているところもあります。
その分、すでに【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】費用も時間もかかってしまいますが、トラックドライバーとして働きたいと考えている方にとって、大型自動車免許はご自身の強みになる資格と言えます。
トラックドライバーを目指している方、もしくは、すでにトラックドライバーとして活躍していながらキャリアアップを目指している方は、大型自動車免許取得をおすすめします。
それでは、保有している資格別に必要な学科時限数と技能時限数について見ていきましょう。
あくまでも目安であるため、詳しくは最寄りの教習所にお尋ねください。
このように、普通自動車免許もしくは準中型免許(5トン限定)しか免許を持っていない方は、中型自動車免許取得時の学科についても学んでいきます。
また、中型自動車免許の技能と大型自動車免許の技能は別であるため、技能だけでもかなりの時間を要することが予想されます。
教習所に通うことを考えている方は、その点も含めて検討したほうがいいでしょう。
ただし、時間が要するというデメリットがあるのに対し、仕事をしながらでも取得できるというメリットもあります。
働きながら大型自動車免許を取得したいと考えている方には、教習所での免許取得がおすすめです。
大型自動車免許は、合宿でも取得可能です。「短期間で集中的に学びたい」「できれば免許取得のコストを安くしたい」という方には、合宿に行く方法がおすすめです。
学校によっては、分割で費用を支払えるところもあるようですね。「こんなに費用が必要なら、大型自動車免許は取得できないよ…」と思っている方は、合宿での大型自動車免許取得を検討してみてはいかがでしょうか。
では、合宿で大型自動車免許を取得する場合の学科時限数と技能時限数について説明していきます。
合宿についても、学校によって異なる場合があるため、参考程度にご覧ください。
合宿=短い期間で終わるというイメージが強いかと思いますが、技能時限数については、教習所とそう大差はありません。
また、「合宿はたくさん技能教習が受けられるから短期間で取得できる」と考えている方も多いかと思いますが、法律によって、1日に受けられる技能教習の時間数が定められています。
そのため、教習所よりは短期間であっても、意外に時間を要してしまいます。
仕事をしている方にとっては、合宿は不向きでしょう。
運転免許試験場で技能試験を受ける方法もあり、通称「一発試験」と呼ばれています。
このような方には、一発試験がおすすめです。
ただし、一発試験は合格率が低いと言われるほど、一発で合格することは稀です。
教習所や合宿ではなく一発試験での免許取得を考える方は、何度もチャレンジする可能性があること、そしてその分費用がかかってしまうことを踏まえたうえで、検討したほうがいいでしょう。
大型自動車免許は、中型自動車同様、取得するための条件があります。
大型自動車免許を取得するための条件は次のとおりです。
大型自動車免許は、3年以上の運転経歴が必要と定められていますが、免停期間があった場合、その期間は除かれるのでご注意ください。
これらの条件さえクリアしていたら、男性だけではなく、もちろん女性も取得可能です。
トラック運転手に憧れる女性は、ぜひ大型自動車免許を取得してみてはいかがでしょうか。
自動車免許取得で気になるのは、どのくらいの費用がかかるのかということですよね。
それぞれの大型自動車免許を取得する際の費用についてまとめました。
保有している免許の種類によって、このように金額にかなりの差があります。
中型自動車免許を取得している場合と普通自動車(AT限定)を保有している場合では、約20万円程度も違うというのは驚きですよね!
しかし、普通自動車免許を取得している方が中型免許を取得する場合は、やはり20万円程度かかります。
そのため、「いずれは大型免許を取得したいと思っているけど、とりあえず今は中型免許でいいかな」という方は、いっぺんに中型免許も大型免許も取得できる大型免許取得を検討したほうがいいかもしれません。
それによって、2度教習所に通わずに済みます。
合宿の費用は、合宿を行っている学校によって異なるだけではなく、相部屋・シングルなど部屋のタイプによっても異なります。
また、保有している免許によっても異なります。
相場は17万円~30万円程度と教習所で取得するよりも、安く取得できる点が合宿のメリットと言えるでしょう。
ただし、合宿は中型免許もしくは中型免許(8トン限定)、準中型(5トン限定)を保有していることを前提としている学校が多いようです。
事前に入念に下調べしてから入校することをおすすめします。
一発試験の最大のメリットは、試験にかかる費用が安くて済むという点でしょう。
一発試験では次の費用しか必要ありません。
全部で38,650円しかかかりません!
教習所・合宿では何十万円と費用が要する中、38,650円しかかからない一発試験は費用だけで見ると、とても魅力的ですよね。
ただし、何回も繰り返して受験することになると、結局、教習所・合宿所くらいの費用が要してしまうというデメリットもあります。
取得するまでに要する期間を基準に、大型自動車免許の取得方法を選ぶ方もいるかと思います。
大型自動車免許を取得するまでに要する期間は次のとおりです。
短期間で取得できるイメージが強い合宿ですが、実は最短14日程度と、意外に日数を要してしまいます。
保有している免許によって要する期間も異なりますが、大型自動車免許取得を目指す際は、日数も踏まえ、入校するタイミングを考えることをおすすめします。
晴れて大型自動車免許を取得したら、次のいずれかを満たしている車両を運転できるようになります。
最大積載量が6.5トン以上の車両が運転出来るようになれば、選べる職の幅も広がること間違いなしです!
トラックドライバーとしてスキルアップしたい方は、積極的に大型自動車免許の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし業種によっては、危険物取扱者など別途資格が必要になる場合もあります。運転する前に、その車両に必要な資格を事前に調べたほうがいいでしょう。
8トントラックを運転するためには、どの運転免許が必要になるのでしょうか。
結論から言うと、8トントラックを運転するためには【大型自動車免許】が必要です。
前項「8トントラックの積載量は8トン?」で説明したように、8トントラックの積載量は最大8トンであり、大型トラックに分類されます。
また、中型自動車免許は最大積載量6.5トン未満の車両まで、中型自動車免許(8トン限定)は最大積載量5トン未満の車両しか運転できないため、大型自動車免許が必要になります。
大型自動車免許を取得する方法
大型自動車免許を取得するためには、【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】を保有していることが条件になります。
大型自動車免許を取得するためには、3通りの方法があります。
・自動車教習所に通い取得する方法
・合宿に行く方法
・運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
・合宿に行く方法
・運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
では、それぞれの方法について詳しく説明していきます。
1.自動車教習所に通い取得する方法
自動車教習所に通い取得する方法の場合、すでに持っている免許によって学科時間数、技能時限数が変わってきます。
基本的に、【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】を保有していないと大型自動車免許は取得できません。
「普通自動車免許しか持っていないよ!」という方もいるでしょう。
ご安心ください。教習所によっては、中型自動車免許と大型自動車免許がパックで取得できるプランを準備しているところもあります。
その分、すでに【中型自動車免許】もしくは【中型自動車免許(8トン限定)】費用も時間もかかってしまいますが、トラックドライバーとして働きたいと考えている方にとって、大型自動車免許はご自身の強みになる資格と言えます。
トラックドライバーを目指している方、もしくは、すでにトラックドライバーとして活躍していながらキャリアアップを目指している方は、大型自動車免許取得をおすすめします。
それでは、保有している資格別に必要な学科時限数と技能時限数について見ていきましょう。
あくまでも目安であるため、詳しくは最寄りの教習所にお尋ねください。
保有している免許 | 学科 | 技能 |
---|---|---|
普通自動車(AT) | 中型教習時 1時間 | 中型教習時 19時間 大型教習時 14時間 |
普通自動車(MT) | 中型教習時 1時間 | 中型教習時 15時間 大型教習時 14時間 |
準中型(5トントラック限定AT) | 中型教習時 1時間 | 中型教習時 15時間 大型教習時 14時間 |
準中型(5トントラック限定MT) | 中型教習時 1時間 | 中型教習時 11時間 大型教習時 14時間 |
準中型自動車 | なし | 中型教習時 9時間 大型教習時 14時間 |
中型(8トン限定AT) | なし | 中型教習時 9時間 大型教習時 14時間 |
中型(8トン限定MT) | なし | 限定解除時 5時間 大型教習時 14時間 |
中型自動車 | なし | 14時間 |
このように、普通自動車免許もしくは準中型免許(5トン限定)しか免許を持っていない方は、中型自動車免許取得時の学科についても学んでいきます。
また、中型自動車免許の技能と大型自動車免許の技能は別であるため、技能だけでもかなりの時間を要することが予想されます。
教習所に通うことを考えている方は、その点も含めて検討したほうがいいでしょう。
ただし、時間が要するというデメリットがあるのに対し、仕事をしながらでも取得できるというメリットもあります。
働きながら大型自動車免許を取得したいと考えている方には、教習所での免許取得がおすすめです。
2.合宿に行く方法
大型自動車免許は、合宿でも取得可能です。「短期間で集中的に学びたい」「できれば免許取得のコストを安くしたい」という方には、合宿に行く方法がおすすめです。
学校によっては、分割で費用を支払えるところもあるようですね。「こんなに費用が必要なら、大型自動車免許は取得できないよ…」と思っている方は、合宿での大型自動車免許取得を検討してみてはいかがでしょうか。
では、合宿で大型自動車免許を取得する場合の学科時限数と技能時限数について説明していきます。
合宿についても、学校によって異なる場合があるため、参考程度にご覧ください。
保有している免許 | 学科 | 技能 | |
---|---|---|---|
基本操作および 基本走行 | 応用走行 | ||
普通自動車(AT) | 1時間 | 16時間 | 18時間 |
普通自動車(MT) | 1時間 | 12時間 | 18時間 |
準中型(5トントラック限定AT) | 1時間 | 15時間 | 15時間 |
準中型(5トントラック限定MT) | 1時間 | 11時間 | 15時間 |
準中型自動車 | なし | 10時間 | 13時間 |
中型(8トン限定AT) | なし | 12時間 | 12時間 |
中型(8トン限定MT) | なし | 8時間 | 12時間 |
中型自動車 | なし | 5時間 | 9時間 |
合宿=短い期間で終わるというイメージが強いかと思いますが、技能時限数については、教習所とそう大差はありません。
また、「合宿はたくさん技能教習が受けられるから短期間で取得できる」と考えている方も多いかと思いますが、法律によって、1日に受けられる技能教習の時間数が定められています。
そのため、教習所よりは短期間であっても、意外に時間を要してしまいます。
仕事をしている方にとっては、合宿は不向きでしょう。
3. 運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
運転免許試験場で技能試験を受ける方法もあり、通称「一発試験」と呼ばれています。
「教習所や合宿のように高額な費用を支払うことに抵抗がある」
「最短で大型免許を取得したい」
「教習所に行く時間がない」
「最短で大型免許を取得したい」
「教習所に行く時間がない」
このような方には、一発試験がおすすめです。
ただし、一発試験は合格率が低いと言われるほど、一発で合格することは稀です。
教習所や合宿ではなく一発試験での免許取得を考える方は、何度もチャレンジする可能性があること、そしてその分費用がかかってしまうことを踏まえたうえで、検討したほうがいいでしょう。
大型自動車免許を取得するための条件
大型自動車免許は、中型自動車同様、取得するための条件があります。
大型自動車免許を取得するための条件は次のとおりです。
・年齢が21才以上であること
・中型・普通免許、大特免許のいずれかの運転免許を持っていて、その経歴が通算で3年以上であること
・両眼で0.8以上、かつ、片眼でそれぞれ0.5以上あること
・色、青色、黄色の識別ができること
・奥行知覚検査器による測定値が適性であること
・10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること
・中型・普通免許、大特免許のいずれかの運転免許を持っていて、その経歴が通算で3年以上であること
・両眼で0.8以上、かつ、片眼でそれぞれ0.5以上あること
・色、青色、黄色の識別ができること
・奥行知覚検査器による測定値が適性であること
・10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること
大型自動車免許は、3年以上の運転経歴が必要と定められていますが、免停期間があった場合、その期間は除かれるのでご注意ください。
これらの条件さえクリアしていたら、男性だけではなく、もちろん女性も取得可能です。
トラック運転手に憧れる女性は、ぜひ大型自動車免許を取得してみてはいかがでしょうか。
大型自動車免許を取得するために必要な費用
自動車免許取得で気になるのは、どのくらいの費用がかかるのかということですよね。
・自動車教習所に通い取得する方法
・合宿に行く方法
・運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
・合宿に行く方法
・運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
それぞれの大型自動車免許を取得する際の費用についてまとめました。
1.自動車教習所に通い取得する方法に要する費用
保有している免許 | 費用の相場 | |
---|---|---|
普通自動車(AT) | 43万円程度 | |
普通自動車(MT) | 40万円程度 | |
準中型(5トントラック限定AT) | 40万円程度 | |
準中型(5トントラック限定AT) | 40万円程度 | |
準中型(5トントラック限定MT) | 38万円程度 | |
準中型自動車 | 36万円程度 | |
中型(8トン限定AT) | 34万円程度 | |
中型(8トン限定MT) | 31万円程度 | |
中型自動車 | 25万円程度 |
保有している免許の種類によって、このように金額にかなりの差があります。
中型自動車免許を取得している場合と普通自動車(AT限定)を保有している場合では、約20万円程度も違うというのは驚きですよね!
しかし、普通自動車免許を取得している方が中型免許を取得する場合は、やはり20万円程度かかります。
そのため、「いずれは大型免許を取得したいと思っているけど、とりあえず今は中型免許でいいかな」という方は、いっぺんに中型免許も大型免許も取得できる大型免許取得を検討したほうがいいかもしれません。
それによって、2度教習所に通わずに済みます。
2.合宿に行く方法に要する費用
合宿の費用は、合宿を行っている学校によって異なるだけではなく、相部屋・シングルなど部屋のタイプによっても異なります。
また、保有している免許によっても異なります。
相場は17万円~30万円程度と教習所で取得するよりも、安く取得できる点が合宿のメリットと言えるでしょう。
ただし、合宿は中型免許もしくは中型免許(8トン限定)、準中型(5トン限定)を保有していることを前提としている学校が多いようです。
事前に入念に下調べしてから入校することをおすすめします。
3.運転免許試験場で技能試験を受ける(一発試験)
一発試験の最大のメリットは、試験にかかる費用が安くて済むという点でしょう。
一発試験では次の費用しか必要ありません。
構内試験 | 5,950円 | |
---|---|---|
路上試験 | 8,650円 | |
取得時講習 | 22,400円 | |
免許交付 | 1,650円 |
全部で38,650円しかかかりません!
教習所・合宿では何十万円と費用が要する中、38,650円しかかからない一発試験は費用だけで見ると、とても魅力的ですよね。
ただし、何回も繰り返して受験することになると、結局、教習所・合宿所くらいの費用が要してしまうというデメリットもあります。
大型自動車免許を取得するまでに要する期間
取得するまでに要する期間を基準に、大型自動車免許の取得方法を選ぶ方もいるかと思います。
大型自動車免許を取得するまでに要する期間は次のとおりです。
教習所 | 20日~ |
---|---|
合宿 | 最短14日 |
一発試験 | 即日 |
短期間で取得できるイメージが強い合宿ですが、実は最短14日程度と、意外に日数を要してしまいます。
保有している免許によって要する期間も異なりますが、大型自動車免許取得を目指す際は、日数も踏まえ、入校するタイミングを考えることをおすすめします。
大型自動車免許を取得したら運転できる車両
晴れて大型自動車免許を取得したら、次のいずれかを満たしている車両を運転できるようになります。
車両総重量 | 11トン以上 |
---|---|
最大積載量 | 6.5トン以上 |
乗車定員 | 30人以上 |
最大積載量が6.5トン以上の車両が運転出来るようになれば、選べる職の幅も広がること間違いなしです!
トラックドライバーとしてスキルアップしたい方は、積極的に大型自動車免許の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし業種によっては、危険物取扱者など別途資格が必要になる場合もあります。運転する前に、その車両に必要な資格を事前に調べたほうがいいでしょう。
8トントラックの積載量についてのまとめ
4トントラックの増トントラックである8トントラック。
最大積載量は8トンなのに、車体のベースは4トントラックであることから、多くの現場で活躍しています。
維持費がかからない、道を選ばないというメリットは、8トントラックの魅力と言えるでしょう。
しかしメリットがある反面、運転に必要な免許が分かりづらいというデメリットがあります。
8トントラックは、最大積載量が8トンであることから、大型自動車に分類され、大型自動車免許が必要です。
8トントラックを運転する際には、ご自身の免許区分は念入りな確認をおすすめします。
最大積載量は8トンなのに、車体のベースは4トントラックであることから、多くの現場で活躍しています。
維持費がかからない、道を選ばないというメリットは、8トントラックの魅力と言えるでしょう。
しかしメリットがある反面、運転に必要な免許が分かりづらいというデメリットがあります。
8トントラックは、最大積載量が8トンであることから、大型自動車に分類され、大型自動車免許が必要です。
8トントラックを運転する際には、ご自身の免許区分は念入りな確認をおすすめします。
この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗
運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。