最終更新日:2021-11-01
4トントラックの運転に必要な免許は?小型トラックとの違いは?
4トントラックは、トラックの中で最も使用されているトラックです。中型免許を取得することで、4トントラックの運転が可能となります。
荷物を積むのに過不足ない大きさで、車内の居住性も高く、中長距離の配送も可能になります。
時には改良して4トン以上の物が積める増トントラックとして活用する場合もあり、汎用性が高いという面からも、とても支持されています。
この記事では、4トントラックの免許に関連して次のことがわかります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
【目次】
1.運転に必要な免許は?
1-1.4トントラックが運転できる普通免許とは?
1-2.4トントラックが運転できる中型免許とは?
2.中型免許の取得方法
2-1.中型免許取得までの流れと免許取得までの期間
2-2.中型免許取得にかかる費用はどのくらい?
2-3.4トントラックの運転はコツが必要
3.4トントラックの規定
3-1.4トントラックボディ別寸法目安
3-2.4トントラックをベースにした増トントラック
3-3.4トントラックのナンバープレート
4.4トントラックと2トン(小型)トラックの違いとは?
5.活躍する現場
5-1.気になるお給料はどのくらい?
6.4トントラックの運転には中型免許必須!
荷物を積むのに過不足ない大きさで、車内の居住性も高く、中長距離の配送も可能になります。
時には改良して4トン以上の物が積める増トントラックとして活用する場合もあり、汎用性が高いという面からも、とても支持されています。
この記事では、4トントラックの免許に関連して次のことがわかります。
・4トントラックの運転に必要な免許
・中型免許の取得方法と免許取得までにかかる料金
・4トントラックの規定
・4トントラックと小型トラックの違い
・4トントラックが活躍する現場
・中型免許の取得方法と免許取得までにかかる料金
・4トントラックの規定
・4トントラックと小型トラックの違い
・4トントラックが活躍する現場
それでは1つずつ見ていきましょう。
【目次】
1.運転に必要な免許は?
1-1.4トントラックが運転できる普通免許とは?
1-2.4トントラックが運転できる中型免許とは?
2.中型免許の取得方法
2-1.中型免許取得までの流れと免許取得までの期間
2-2.中型免許取得にかかる費用はどのくらい?
2-3.4トントラックの運転はコツが必要
3.4トントラックの規定
3-1.4トントラックボディ別寸法目安
3-2.4トントラックをベースにした増トントラック
3-3.4トントラックのナンバープレート
4.4トントラックと2トン(小型)トラックの違いとは?
5.活躍する現場
5-1.気になるお給料はどのくらい?
6.4トントラックの運転には中型免許必須!
運転に必要な免許は?
まずは4トントラックの運転に必要な免許の種類についてお話します。
普通免許でも取得年月日によっては4トントラックを運転できますが、基本的に中型トラックである4トントラックを運転する際は、中型免許の取得が必要と考えて良いでしょう。
普通免許は2021年1月11日現在、取得の時期で3つに区分されます。
この中で4トントラックを運転できる普通免許は「平成19年6月1日まで」に取得した免許です。
車両総重量8トン未満、最大積載量は5トン未満までのトラックが運転できるので、8トン限定解除講習を受けるだけで4トントラックの運転が出来るようになります。
ちなみに平成19年6月2日~平成29年3月11日までに免許を取得した場合は、車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の車両は問題無いのですが、4トントラックの運転はできません。
また、平成29年3月12日以降の免許は車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満までと規定されているので、4トントラックの運転は不可能です。
中型免許では
という条件で、車両の運転ができるようになっています。
具体的には普通自動車・マイクロバスのような中型自動車・小型特殊自動車、そして原付バイクの運転が対象です。
普通免許でも取得年月日によっては4トントラックを運転できますが、基本的に中型トラックである4トントラックを運転する際は、中型免許の取得が必要と考えて良いでしょう。
4トントラックが運転できる普通免許とは?
普通免許は2021年1月11日現在、取得の時期で3つに区分されます。
・「平成19年6月1日まで」
・「平成19年6月2日~平成29年3月11日まで」
・「平成29年3月12日以降」
・「平成19年6月2日~平成29年3月11日まで」
・「平成29年3月12日以降」
この中で4トントラックを運転できる普通免許は「平成19年6月1日まで」に取得した免許です。
車両総重量8トン未満、最大積載量は5トン未満までのトラックが運転できるので、8トン限定解除講習を受けるだけで4トントラックの運転が出来るようになります。
ちなみに平成19年6月2日~平成29年3月11日までに免許を取得した場合は、車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の車両は問題無いのですが、4トントラックの運転はできません。
また、平成29年3月12日以降の免許は車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満までと規定されているので、4トントラックの運転は不可能です。
4トントラックが運転できる中型免許とは?
中型免許では
・車両総重量7.5トン以上11トン未満
・最大積載量4.5トン以上6.5トン未満
・上院定数29人以下
・最大積載量4.5トン以上6.5トン未満
・上院定数29人以下
という条件で、車両の運転ができるようになっています。
具体的には普通自動車・マイクロバスのような中型自動車・小型特殊自動車、そして原付バイクの運転が対象です。
中型免許の取得方法
中型免許を取得するには、具体的にどうしたら良いのでしょうか?まず初めに、中型免許の取得条件をお話します。
入校条件は以下の内容になります。
3トントラックまでを運転できる準中型免許は、18歳以上が免許を取得できるのに対し、中型免許は20歳以上で且つ普通免許取得後の運転歴が2年以上と「運転の安定感」を重視する傾向にあります。
教習所入校の際、運転歴をしっかり確認するためにも「運転免許経歴証明書」の提出を求める教習所もあるので、事前に確認しましょう。
それでは、ここでは中型免許取得までにかかる期間とその流れについて解説します。
まず中型免許を取得するためには、教習所に通学か免許合宿で取得するかのいずれかです。
どちらも免許取得までの流れは変わりません。
上記の流れをすべて完了して、免許証交付となります。最短講義時間は以下の通りです。
AT免許の方がMT免許より若干講習は多くなりますが、そんなに差はないですよね。
もう1つ、平成19年6月1日までに免許を取得した方の8トン限定解除の講義時間を以下に提示します。
8トン限定解除の場合は、2段階で行われる路上教習はありません。教習と検定のみを受けて免許を交付する形になります。
中型免許が取れるまでの期間は、教習所通学では最短10日間、合宿免許では最短8日間で取得できます。
■一発試験
実は中型免許の取得方法として「一発試験」もあります。
その名の通り試験を一発受けて合格したら中型免許が取得できるというものです。
しかし合格率は低めで、一発で合格する人の方が珍しいのです。そのため、あまり推奨されていません。
中型免許の取得にかかる費用は、
となります。
比較してみると一発試験が圧倒的に安く感じられますが、一発試験を受ける回数は平均3回なので、通学や合宿で免許を取るのとそれほど変わらないですよね。
ちなみに、一発試験は平日のみの予約制で、練習用車両の手配などは自己負担になるため、費用は5万円では収まりません。
そう考えると、通学か合宿のいずれかで堅実に中型免許を取得した方がお得ですよね。
2トンや3トンの小型トラックで経験を積んでいた人でも、中型トラックは運転しづらいと言われています。
運転の感覚、とくに右折や左折といったカーブやバックの感覚、そしてブレーキの感覚も全く違います。慣れるまでは戸惑うかもしれません。
中型トラックをレンタカーで借りて教習所で練習も可能なので、心配な方はぶっつけ本番ではなく、しっかり練習を重ねてから業務に励むと良いでしょう。
入校条件は以下の内容になります。
・20歳以上で普通免許取得から2年以上経っていること。
・視力は片目0.5以上、両目0.8以上。深視力2.5mの距離で平均誤差2㎝以内であること。
・赤青黄の3色が識別できること。
・10mの距離で90dB警報音が聴こえること。
・視力は片目0.5以上、両目0.8以上。深視力2.5mの距離で平均誤差2㎝以内であること。
・赤青黄の3色が識別できること。
・10mの距離で90dB警報音が聴こえること。
3トントラックまでを運転できる準中型免許は、18歳以上が免許を取得できるのに対し、中型免許は20歳以上で且つ普通免許取得後の運転歴が2年以上と「運転の安定感」を重視する傾向にあります。
教習所入校の際、運転歴をしっかり確認するためにも「運転免許経歴証明書」の提出を求める教習所もあるので、事前に確認しましょう。
中型免許取得までの流れと免許取得までの期間
それでは、ここでは中型免許取得までにかかる期間とその流れについて解説します。
まず中型免許を取得するためには、教習所に通学か免許合宿で取得するかのいずれかです。
どちらも免許取得までの流れは変わりません。
教習所で練習→修了検定→路上教習→路上技能検定→路上検定合格後、適性検査
上記の流れをすべて完了して、免許証交付となります。最短講義時間は以下の通りです。
所持免許 | 1段階 | 2段階 | 合計 |
---|---|---|---|
普通免許AT | 学科0/技能11 | 学科1/技能8 | 学科1/技能19 |
普通免許MT | 学科0/技能7 | 学科1/技能15 |
AT免許の方がMT免許より若干講習は多くなりますが、そんなに差はないですよね。
もう1つ、平成19年6月1日までに免許を取得した方の8トン限定解除の講義時間を以下に提示します。
8トン限定普通免許 | 1段階 |
---|---|
AT | 学科0/技能9 |
MT | 学科0/技能5 |
8トン限定解除の場合は、2段階で行われる路上教習はありません。教習と検定のみを受けて免許を交付する形になります。
中型免許が取れるまでの期間は、教習所通学では最短10日間、合宿免許では最短8日間で取得できます。
■一発試験
実は中型免許の取得方法として「一発試験」もあります。
その名の通り試験を一発受けて合格したら中型免許が取得できるというものです。
しかし合格率は低めで、一発で合格する人の方が珍しいのです。そのため、あまり推奨されていません。
中型免許取得にかかる費用はどのくらい?
中型免許の取得にかかる費用は、
・通学免許では17万円程度
・合宿免許で15万程度
・一発試験で5万円程度
・合宿免許で15万程度
・一発試験で5万円程度
となります。
比較してみると一発試験が圧倒的に安く感じられますが、一発試験を受ける回数は平均3回なので、通学や合宿で免許を取るのとそれほど変わらないですよね。
ちなみに、一発試験は平日のみの予約制で、練習用車両の手配などは自己負担になるため、費用は5万円では収まりません。
そう考えると、通学か合宿のいずれかで堅実に中型免許を取得した方がお得ですよね。
4トントラックの運転はコツが必要
2トンや3トンの小型トラックで経験を積んでいた人でも、中型トラックは運転しづらいと言われています。
運転の感覚、とくに右折や左折といったカーブやバックの感覚、そしてブレーキの感覚も全く違います。慣れるまでは戸惑うかもしれません。
中型トラックをレンタカーで借りて教習所で練習も可能なので、心配な方はぶっつけ本番ではなく、しっかり練習を重ねてから業務に励むと良いでしょう。
4トントラックの規定
標準的な4トントラックの
です。
また、中型トラックは下記のそれぞれで変わってきます。
以下の表を参照ください。
①道路運送車両法では車両のサイズが、②トラックメーカーと③道路交通法では、積載量と総重量を基準に4トントラックを規定しています。
4トントラックは使用用途に合わせて、荷台の長さや幅を変えて使用されることが多いです。
などが存在します。
ボディの種類によってもトラックの寸法は異なるので、具体的なサイズ感を掴みたい方は以下を参考にしてください。
【4トントラック車両寸法目安】
【荷台寸法目安】
ショートボディと聞いて「どうして標準よりも荷台を狭く」する必要があるの?と思った方も居るかもしれませんが、荷台を短くするのは小回りが利くようにするためです。
ショートボディはまだ中型トラックに慣れていない方にも向いていて、よく行く配送先への道が少し狭く荷台が長くて運転しづらく、不便に感じる場合もあるので、臨機応変にトラックの種類を選ぶようにしましょう。
4トントラックに積める量を増やして、中型免許の規定する範囲でより多くの荷物を運びたいと思うドライバーは多いものの、4トントラックのサイズでは積める量に制限があります。
その制限を解除したのが「増トントラック」です。
4トントラックベースの増トントラックの定義としては
となっています。
積載量が増えるのに伴って、その重量に耐えられるようタイヤも大きい物に変える必要があります。
しかし、増トントラックは中型免許の規定をオーバーしてしまいがちです。そうなると当然交通違反になるので注意して荷物を積みましょう。
ここまで4トントラックの車体の規定についてお話しましたが、4トントラックのナンバーの規定に付いても触れておきます。
4トントラックのナンバープレートは、自家用と事業用で変化します。
となります。
■4トントラックのナンバープレートの規定
中型トラックのナンバープレートは、縦16.5㎝×横33㎝のサイズです。それでは1ナンバーと8ナンバーは、どのように分けられているのでしょうか?
まず、4トントラックの1ナンバーは【全長12m以下/全幅2.5m以下/全高3.8m以下の普通貨物トラック】と規定されます。
1ナンバーの4トントラックの種類としては、街中でよく見る平ボディのトラックなど、いわゆる「一般的なトラック」をイメージすると良いでしょう。
4トントラックの8ナンバーの規定は3つあります。
4トントラックの8ナンバーは1ナンバーよりも少し決まりが多いですね。8ナンバーは特定の事業に使う冷凍冷蔵車などのトラックをイメージして下さい。
4トントラックの知識として、ナンバープレートのことも頭に入れておきましょう。
「4トントラックと2トントラックは、正直見た目だけでは見分けがつかない」と感じる方も多いでしょう。具体的にどのような部分が異なるのでしょうか。
最大の違いはトラックの重さです。
明らかに積める量が違いますよね。
見た目こそ変わらないものの、たくさん積めるという点でも4トントラックは評価されています。
・サイズ・・・全長7,600mm×全幅2,200mm×全高2,680mm
・荷台の寸法・・・長さ6,200mm×幅2,200mm×高さ400mm
・最大積載量・・・5トン未満
・最大総重量・・・8トン未満
・荷台の寸法・・・長さ6,200mm×幅2,200mm×高さ400mm
・最大積載量・・・5トン未満
・最大総重量・・・8トン未満
です。
また、中型トラックは下記のそれぞれで変わってきます。
①道路運送車両法
②トラックメーカー
③道路交通法
②トラックメーカー
③道路交通法
以下の表を参照ください。
区分 | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
①道路運送車両法 | 12,000mm以内 | 2,500mm以内 | 3,800mm以内 |
区分 | 最大積載量 | 車両総重量 |
---|---|---|
②トラックメーカー | 2トン以上5トン未満 | 4トン以上5トン未満 |
③道路交通法 | 4.5トン以上6.5トン未満 | 7.5トン以上11トン未満 |
①道路運送車両法では車両のサイズが、②トラックメーカーと③道路交通法では、積載量と総重量を基準に4トントラックを規定しています。
4トントラックボディ別寸法目安
4トントラックは使用用途に合わせて、荷台の長さや幅を変えて使用されることが多いです。
・ロングボディ/スーパーロングボディ・・・標準ボディよりも荷台を長くした
・ワイドボディ・・・荷台の横幅を広くした
・ショートボディ・・・標準よりも荷台を短くした
・ワイドボディ・・・荷台の横幅を広くした
・ショートボディ・・・標準よりも荷台を短くした
などが存在します。
ボディの種類によってもトラックの寸法は異なるので、具体的なサイズ感を掴みたい方は以下を参考にしてください。
【4トントラック車両寸法目安】
ボディサイズ | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
標準 | 7,600mm | 2,200mm | 2,680mm |
ロング | 8,600mm | 2,200mm | 2,680mm |
スーパーロング | 9,600mm | 2,200mm | 2,680mm |
ワイド | 8,600mm | 2,490mm | 2,680mm |
ショート | 6,140mm | 2,170mm | 4,350mm |
【荷台寸法目安】
ボディサイズ | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
標準 | 6,200mm | 2,130mm | 400mm |
ロング | 7,200mm | 2,130mm | 400mm |
スーパーロング | 8,200mm | 2,130mm | 400mm |
ワイド | 6,200mm | 2,340mm | 400mm |
ショート | 4,350mm | 2,040mm | 400mm |
ショートボディと聞いて「どうして標準よりも荷台を狭く」する必要があるの?と思った方も居るかもしれませんが、荷台を短くするのは小回りが利くようにするためです。
ショートボディはまだ中型トラックに慣れていない方にも向いていて、よく行く配送先への道が少し狭く荷台が長くて運転しづらく、不便に感じる場合もあるので、臨機応変にトラックの種類を選ぶようにしましょう。
4トントラックをベースにした増トントラック
4トントラックに積める量を増やして、中型免許の規定する範囲でより多くの荷物を運びたいと思うドライバーは多いものの、4トントラックのサイズでは積める量に制限があります。
その制限を解除したのが「増トントラック」です。
4トントラックベースの増トントラックの定義としては
・車両総重量8トン以上11トン未満
・最大積載量5トン以上6.5トン未満
・最大積載量5トン以上6.5トン未満
となっています。
積載量が増えるのに伴って、その重量に耐えられるようタイヤも大きい物に変える必要があります。
しかし、増トントラックは中型免許の規定をオーバーしてしまいがちです。そうなると当然交通違反になるので注意して荷物を積みましょう。
4トントラックのナンバープレート
ここまで4トントラックの車体の規定についてお話しましたが、4トントラックのナンバーの規定に付いても触れておきます。
4トントラックのナンバープレートは、自家用と事業用で変化します。
・自家用(普通貨物トラック)・・・1ナンバー
・事業用(特殊自動車)・・・8ナンバー
・事業用(特殊自動車)・・・8ナンバー
となります。
■4トントラックのナンバープレートの規定
中型トラックのナンバープレートは、縦16.5㎝×横33㎝のサイズです。それでは1ナンバーと8ナンバーは、どのように分けられているのでしょうか?
まず、4トントラックの1ナンバーは【全長12m以下/全幅2.5m以下/全高3.8m以下の普通貨物トラック】と規定されます。
1ナンバーの4トントラックの種類としては、街中でよく見る平ボディのトラックなど、いわゆる「一般的なトラック」をイメージすると良いでしょう。
4トントラックの8ナンバーの規定は3つあります。
①運転席+1㎡以上の面積の特殊設備があるトラック。
②特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の50%以上。
③乗車スペースと積載スペースの間に保護用の仕切りがあること。積載量が500㎏未満なら座席背当て部分も仕切りに該当する。
②特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の50%以上。
③乗車スペースと積載スペースの間に保護用の仕切りがあること。積載量が500㎏未満なら座席背当て部分も仕切りに該当する。
4トントラックの8ナンバーは1ナンバーよりも少し決まりが多いですね。8ナンバーは特定の事業に使う冷凍冷蔵車などのトラックをイメージして下さい。
4トントラックの知識として、ナンバープレートのことも頭に入れておきましょう。
4トントラックと2トン(小型)トラックの違いとは?
「4トントラックと2トントラックは、正直見た目だけでは見分けがつかない」と感じる方も多いでしょう。具体的にどのような部分が異なるのでしょうか。
最大の違いはトラックの重さです。
・4トントラック・・・最大積載量は5トン未満、車両総重量は8トン未満
・2トントラック・・・最大積載量3トン未満、車両総重量は5トン未満
・2トントラック・・・最大積載量3トン未満、車両総重量は5トン未満
明らかに積める量が違いますよね。
見た目こそ変わらないものの、たくさん積めるという点でも4トントラックは評価されています。
活躍する現場
4トントラックは車内が広いため2トントラックに比べ居住性も高いという特徴があります。
そのため、地場配送がメインとなる2トントラックとは異なり、中長距離の配送を任されることもあります。
ボディの種類によっても活躍の場は異なりますが、4トントラックはトラックドライバーに「最も選ばれるトラック」という点からも伺えるように、非常に汎用性が高いのが特徴です。
具体的にどのような現場で活躍できるか、ボディの種類ごとに以下に提示します。
引越しに関して補足すると、4トントラックは引越しの場面でも大変重宝されます。
2トントラックでは単身者用の荷物しか積めず、配送距離も近距離間移動になる一方で4トントラックは8畳半程度の荷物を積め、中距離を移動できるようになっています。
荷物の少ない世帯であれば家族連れでも、4トントラックでの引越しが可能でしょう。
ここまではどんな現場で活躍出来るのかを見てきましたが、正直中型トラックドライバーって一体どのくらい稼げるか、気になりますよね。
中型トラックドライバーの平均的な月収は、20万円から30万円と言われています。
ただ平ボディで建設業に携わる人については特需も多く、都市開発や大規模な建造物工事が行われる際は、ボーナスや給料が高くなる傾向にあるようです。
ちなみに年間休日ですが、100日以上あればOKです。
「都市開発を控えている」など特別な理由がなく毎年年間休日100日を下回る企業は、他の企業に比べて待遇が悪いかもしれないので気を付けましょう。
ここまで4トントラックを運転するために必要な免許や免許取得方法、4トントラックの規定や4トントラックが活躍する場、などを見てきました。
最後に重要なポイントをまとめるので、今一度確認していきましょう。
■4トントラックの運転に必要なのは中型免許!
教習所入校条件は以下の通り。
■4トントラックの規定
・標準的な4トントラックの規定は以下の通り。
標準ボディの他にも
といったボディの種類によっても大きく変化するため、何を運ぶかによってボディの種類も選ぶ必要がある。
最後になりますが、4トントラックは2トントラックと見た目は変わらないので、運転の感覚も変わらないだろうと思う方も多いでしょう。
しかし実際運転してみると、全くの別物だとわかります。
小型トラックで配送経験を積んだ方であっても、中型トラックの業務に初めて取り組む場合は、業務中の事故を防ぐためにも、最寄りの教習所で運転の練習を行うことをおすすめします。
4トントラックは汎用性が高く、様々な現場で使用されています。時々中距離配送も任されるので、常に新鮮な気持ちで仕事をしたい方には向いているでしょう。
「トラックドライバーとして仕事の幅を広げたい」と考えている方は、ぜひ中型免許を取得してみて下さいね。
そのため、地場配送がメインとなる2トントラックとは異なり、中長距離の配送を任されることもあります。
ボディの種類によっても活躍の場は異なりますが、4トントラックはトラックドライバーに「最も選ばれるトラック」という点からも伺えるように、非常に汎用性が高いのが特徴です。
具体的にどのような現場で活躍できるか、ボディの種類ごとに以下に提示します。
ボディの種類 | 活躍する現場 |
---|---|
平ボディ | 建設業に関わることが多く、鉄骨を運ぶ機会が多い。 |
バンボディ | 主に雑貨を配送する。ルート配送や各家庭への配達も多め。引越しを担うことも。部品を運ぶこともある。 |
冷凍冷蔵車 | 2トントラック同様、生鮮食品や生モノを扱う。近距離~中距離までの配送を担う。 |
タンクローリー | 液体の輸送に特化。牛乳、ガソリンなどの燃料を運ぶ。中型トラックでは地場配送を担当する。 |
引越しに関して補足すると、4トントラックは引越しの場面でも大変重宝されます。
2トントラックでは単身者用の荷物しか積めず、配送距離も近距離間移動になる一方で4トントラックは8畳半程度の荷物を積め、中距離を移動できるようになっています。
荷物の少ない世帯であれば家族連れでも、4トントラックでの引越しが可能でしょう。
気になるお給料はどのくらい?
ここまではどんな現場で活躍出来るのかを見てきましたが、正直中型トラックドライバーって一体どのくらい稼げるか、気になりますよね。
中型トラックドライバーの平均的な月収は、20万円から30万円と言われています。
ただ平ボディで建設業に携わる人については特需も多く、都市開発や大規模な建造物工事が行われる際は、ボーナスや給料が高くなる傾向にあるようです。
ちなみに年間休日ですが、100日以上あればOKです。
「都市開発を控えている」など特別な理由がなく毎年年間休日100日を下回る企業は、他の企業に比べて待遇が悪いかもしれないので気を付けましょう。
4トントラックの運転には中型免許必須!
ここまで4トントラックを運転するために必要な免許や免許取得方法、4トントラックの規定や4トントラックが活躍する場、などを見てきました。
最後に重要なポイントをまとめるので、今一度確認していきましょう。
■4トントラックの運転に必要なのは中型免許!
・平成19年6月1日までに取得した普通免許(8トン限定)の場合は限定解除講習を受けて中型免許を取得できる。
・中型免許取得までの期間は最短8日間。
・費用は5~17万円。講習形態や地域によって差が出る。
・中型免許取得までの期間は最短8日間。
・費用は5~17万円。講習形態や地域によって差が出る。
教習所入校条件は以下の通り。
・普通免許取得から2年以上経っていて、20歳以上である。
・視力:片目0.5以上、両目0.8以上。深視力は距離2.5mで誤差の平均が2㎝以下。赤と青と黄色の識別ができる。
・90dBの警報音が10mの距離で聴こえる。
・視力:片目0.5以上、両目0.8以上。深視力は距離2.5mで誤差の平均が2㎝以下。赤と青と黄色の識別ができる。
・90dBの警報音が10mの距離で聴こえる。
■4トントラックの規定
・標準的な4トントラックの規定は以下の通り。
ボディサイズ | 全長 | 全幅 | 全高 | 最大積載量 | 車両総重量 |
---|---|---|---|---|---|
4トントラック | 7,600mm | 2,200mm | 2,680mm | 5トン未満 | 8トン未満 |
荷台 | 長さ | 幅 | 長さ |
---|---|---|---|
4トントラック | 6,200mm | 2,200mm | 400mm |
標準ボディの他にも
・ロング
・スーパーロング
・ワイド
・ショート
・スーパーロング
・ワイド
・ショート
といったボディの種類によっても大きく変化するため、何を運ぶかによってボディの種類も選ぶ必要がある。
・4トントラックにより多くの荷物を積載するために改良した「増トン車」もある。
・4トントラックのナンバープレートは自家用の1ナンバーと事業用の8ナンバーの2種類。
・4トントラックのナンバープレートは自家用の1ナンバーと事業用の8ナンバーの2種類。
最後になりますが、4トントラックは2トントラックと見た目は変わらないので、運転の感覚も変わらないだろうと思う方も多いでしょう。
しかし実際運転してみると、全くの別物だとわかります。
小型トラックで配送経験を積んだ方であっても、中型トラックの業務に初めて取り組む場合は、業務中の事故を防ぐためにも、最寄りの教習所で運転の練習を行うことをおすすめします。
4トントラックは汎用性が高く、様々な現場で使用されています。時々中距離配送も任されるので、常に新鮮な気持ちで仕事をしたい方には向いているでしょう。
「トラックドライバーとして仕事の幅を広げたい」と考えている方は、ぜひ中型免許を取得してみて下さいね。
この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗
運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。