最終更新日:2022-03-18
トラックの転職に失敗しないポイントと後悔しない会社選び
運送の仕事と聞くと、「きつい」「大変」「時間が不規則」と言ったイメージがあり、興味はあっても二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか?
トラックの転職に失敗しないポイントと後悔しない会社選びをお教えします。
確かに、一言で運送会社と言っても、平成30年3月現在62,000社余あります。
参照:公益社団法人全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業-現状と課題-2021」[PDF」
トラックドライバーとして働く=運送会社に就職するということは、その中から自分に合った1社を選ぶということです。
業界のことや運送会社のことを良く調べずに就職してしまい、後から「こんなはずじゃなかた!」と思っても、後の祭りです。
この記事では、そのような後悔をすることがないよう、運送会社を選ぶ際に押さえておくべきポイントについて以下の項目に分けて解説しています。
〇この記事は以下のような方にお勧めです。
〇この記事は以下のような方にはお勧めできません。
【目次】
1.運送会社選びに失敗しないためには?
1-1.情報を鵜呑みにせずに、自分で調べること!
1-2.就職するのなら曖昧にせずに納得するまで!
1-3.自分の中で優先順位を決めておくこと!
2.業務面で押さえておくべきことは?
2-1.会社概要や運ぶ荷物、配送エリアなど基本的な内容も要チェック!
2-2.業務の範囲は?営業兼務?車両整備は?
2-3.元受け?下請け?孫請け?
3.待遇面で押さえておくべきポイントは?
3-1.給料は明確になっている?
3-2.福利厚生は充実している?
3-3.その他の条件には何がある?
4.訪問時に押さえておくべきポイントは?
4-1.トラックはどんな状態?
4-2.安全装置はあるの?
4-3.社員やトラックドライバーはどんな感じ?
5.後悔しないために一番大事な事は?
5-1.見方を変えるとデメリットもメリットに!
5-2.決めるのは自分自身
5-3.「なぜ?」への答えは?
トラックの転職に失敗しないポイントと後悔しない会社選びをお教えします。
確かに、一言で運送会社と言っても、平成30年3月現在62,000社余あります。
参照:公益社団法人全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業-現状と課題-2021」[PDF」
トラックドライバーとして働く=運送会社に就職するということは、その中から自分に合った1社を選ぶということです。
業界のことや運送会社のことを良く調べずに就職してしまい、後から「こんなはずじゃなかた!」と思っても、後の祭りです。
この記事では、そのような後悔をすることがないよう、運送会社を選ぶ際に押さえておくべきポイントについて以下の項目に分けて解説しています。
・業務面
・条件面
・会社訪問時
・その他
・条件面
・会社訪問時
・その他
〇この記事は以下のような方にお勧めです。
・運送会社へ就職を考えている人
・運送の仕事が好きな人
・運送業界で働いていないが、転職を考えている人
・運送の仕事が好きな人
・運送業界で働いていないが、転職を考えている人
〇この記事は以下のような方にはお勧めできません。
・運送業界・運送会社に興味がない人
・車の運転が嫌いな人
・働くことにこだわりがない人
・車の運転が嫌いな人
・働くことにこだわりがない人
【目次】
1.運送会社選びに失敗しないためには?
1-1.情報を鵜呑みにせずに、自分で調べること!
1-2.就職するのなら曖昧にせずに納得するまで!
1-3.自分の中で優先順位を決めておくこと!
2.業務面で押さえておくべきことは?
2-1.会社概要や運ぶ荷物、配送エリアなど基本的な内容も要チェック!
2-2.業務の範囲は?営業兼務?車両整備は?
2-3.元受け?下請け?孫請け?
3.待遇面で押さえておくべきポイントは?
3-1.給料は明確になっている?
3-2.福利厚生は充実している?
3-3.その他の条件には何がある?
4.訪問時に押さえておくべきポイントは?
4-1.トラックはどんな状態?
4-2.安全装置はあるの?
4-3.社員やトラックドライバーはどんな感じ?
5.後悔しないために一番大事な事は?
5-1.見方を変えるとデメリットもメリットに!
5-2.決めるのは自分自身
5-3.「なぜ?」への答えは?
運送会社選びに失敗しないためには?
就職活動の際、少しでも自分のことを良く見せるよう意識するのと同じように、採用する会社も良く見えるように意識しています。
言わば、お互い化粧をしている顔を見せ合っているわけですが、すっぴんが全く別人のような顔だったということは少なくありません。
特に運送業界は、慢性的な労働力不足に悩まされており、その化粧とすっぴんのギャップは大きい傾向にあります。
化粧に騙された!なんてことがないように、注意すべき点を見ていきましょう。
運送業界は慢性的な労働力不足であるため、運送会社はハローワークや求人誌、転職サイトなどあらゆるところに求人広告を出しています。
求人広告の内容は、一見すると非常に好条件で働きやすい職場環境のように感じますが、実際は違うことも少なくありません。
そもそも求人広告は、少しでも優秀な人材の目を引くことが目的です。
そのため、良い印象を与える表示がされていることがあり、場合によっては嘘や誇張、紛らわしい表示もあります。
そのため、決して表示されている内容を鵜呑みにすることはせず、自分でその表示に間違いがないのか確認をするようにして下さい。
手っ取り早い確認方法は、口コミサイトで調べることですが、今一つ信ぴょう性に欠けるのが欠点です。
一方で、会社の採用担当者に直接聞くことは有効ですが、求人広告と大差ない情報しか得られない可能性が高いです。
その点、実際に働いている人からの話を聞くことは、現場の生の声なので、最も有効な確認方法と言えます。
友人や知り合いが実際に働いていると良いのですが、もしそのようなつながりがないのであれば、採用担当者にお願いして、実際に働いている人から話を聞く機会を作ってもらって下さい。
健全な会社ほど、機会を作ってくれると思っても良いでしょう。
【参照】厚生労働省 トラック運転手
採用担当者であれ、実際に働いている人であれ、気になる点は積極的に質問するようにして下さい。
積極的に質問をする姿勢は、運送会社側には自社に興味があるサインと受け取られ、好印象を持ってもらえます。
また、曖昧なことは、後々「そうは言っていない」「いや、こういう話と思っていた」とトラブルの元になりかねません。
そのままにせず、その場ではっきりさせて下さい。
併せて、相手の返事や回答を復唱することは、お互いの認識を一致させると言う点で非常に有効です。
特に大事なことほど復唱を心がけて下さい。
就職を検討する際、収入面や業務内容、やりがい、職場環境、ステータスなど重要視する項目は人それぞれですが、中には1つではなく複数を重要視している人も多いのではないでしょうか?
しかしひょっとしたら、重要視している項目全てが満足いく運送会社はないか、もしくはあってもごくわずかかもしれません。
その際は、どれかを妥協することも必要です。
大事なことは、この2つです。
この2点を決めないままでは、就職すべきか最終判断でかなり迷うことになり、大きな時間のロスになってしまいます。
言わば、お互い化粧をしている顔を見せ合っているわけですが、すっぴんが全く別人のような顔だったということは少なくありません。
特に運送業界は、慢性的な労働力不足に悩まされており、その化粧とすっぴんのギャップは大きい傾向にあります。
化粧に騙された!なんてことがないように、注意すべき点を見ていきましょう。
情報を鵜呑みにせずに、自分で調べること!
運送業界は慢性的な労働力不足であるため、運送会社はハローワークや求人誌、転職サイトなどあらゆるところに求人広告を出しています。
求人広告の内容は、一見すると非常に好条件で働きやすい職場環境のように感じますが、実際は違うことも少なくありません。
そもそも求人広告は、少しでも優秀な人材の目を引くことが目的です。
そのため、良い印象を与える表示がされていることがあり、場合によっては嘘や誇張、紛らわしい表示もあります。
そのため、決して表示されている内容を鵜呑みにすることはせず、自分でその表示に間違いがないのか確認をするようにして下さい。
手っ取り早い確認方法は、口コミサイトで調べることですが、今一つ信ぴょう性に欠けるのが欠点です。
一方で、会社の採用担当者に直接聞くことは有効ですが、求人広告と大差ない情報しか得られない可能性が高いです。
その点、実際に働いている人からの話を聞くことは、現場の生の声なので、最も有効な確認方法と言えます。
友人や知り合いが実際に働いていると良いのですが、もしそのようなつながりがないのであれば、採用担当者にお願いして、実際に働いている人から話を聞く機会を作ってもらって下さい。
健全な会社ほど、機会を作ってくれると思っても良いでしょう。
【参照】厚生労働省 トラック運転手
就職するのなら曖昧にせずに納得するまで!
採用担当者であれ、実際に働いている人であれ、気になる点は積極的に質問するようにして下さい。
積極的に質問をする姿勢は、運送会社側には自社に興味があるサインと受け取られ、好印象を持ってもらえます。
また、曖昧なことは、後々「そうは言っていない」「いや、こういう話と思っていた」とトラブルの元になりかねません。
そのままにせず、その場ではっきりさせて下さい。
併せて、相手の返事や回答を復唱することは、お互いの認識を一致させると言う点で非常に有効です。
特に大事なことほど復唱を心がけて下さい。
自分の中で優先順位を決めておくこと!
就職を検討する際、収入面や業務内容、やりがい、職場環境、ステータスなど重要視する項目は人それぞれですが、中には1つではなく複数を重要視している人も多いのではないでしょうか?
しかしひょっとしたら、重要視している項目全てが満足いく運送会社はないか、もしくはあってもごくわずかかもしれません。
その際は、どれかを妥協することも必要です。
大事なことは、この2つです。
・重要視している項目にも優先順位をつけておくこと
・満足いく内容でない場合の妥協できるラインを決めておくこと
・満足いく内容でない場合の妥協できるラインを決めておくこと
この2点を決めないままでは、就職すべきか最終判断でかなり迷うことになり、大きな時間のロスになってしまいます。
業務面で押さえておくべきことは?
運送会社がどのような仕事をしているのか、また、その中で自分がどのような仕事を受け持つのかは、就職を考える際に知っておくべき項目です。
もちろん、求人広告や採用担当者から説明はあるのでしょうが、印象を悪くすると思われる内容は積極的には話してくれません。
つまり、説明を受けただけでは業務内容を正しく把握しないまま就職を検討することになってしまいます。
そのようなことにならないよう、積極的に業務内容を把握する姿勢で説明を受けることをお勧めします。
運送会社の概要や運ぶ荷物、配送エリアなど、運送会社選びの基本的な項目は求人広告や採用担当者からの説明で分かることですが、チェックしておくべき項目はあります。
それぞれ見ていきましょう。
大手、中小それぞれのメリットはあるので、自分の希望に合っていることが重要です。
大手は、給与水準が高く、業歴も長い分だけノウハウもありますから、安定した仕事ができる環境にあることがメリットです。
しかし、その分社内規則や規定もしっかりと決められているため、融通が効かない点はデメリットと言えます。
中小の運送会社では、大手の逆で給与水準は低いものの、自分の裁量で仕事が進められる範囲が広いことが特徴です。
運ぶ荷物に適したトラックが使用できるかも重要なポイントです。
財政事情が苦しい運送会社では、適正ではないトラックでの配送を余儀なくされることがあります。
適正ではないトラックでの配送は、事故や荷物の破損の可能性が高くなりますので、そのような運送会社は避けてください。
配送エリアと営業所は密接な関係にあります。
配送エリア近くに営業所があると、万が一トラブルや事故の際の対応が素早くて済みます。
運送会社の求人広告などでは、よく実働時間という言葉が使われており、運転時間のことを指します。
つまり実働時間には、待機や検品の時間は含まれていません。
天候や交通状況、その他荷主の都合等によって、毎回状況は違うものですが、おおよその拘束時間がどれぐらいなのかは把握しておく必要があります。
【関連ページ】 トラック運転手の仕事時間、日勤と夜勤の違いから給料までご紹介
運送業務以外の業務範囲は、運送会社の規模に大きく左右される項目ですが、明確に説明されることはあまりありません。
それは、運送業務以外を付随業務と考えていることが要因ですが、従業員にとっては「やるべき仕事」なので、事前に明確にすることをお勧めします。
例えば、大手運送会社であれば運送業務だけで良くても、中小の運送会社では営業を兼務させることがあります。
運送会社の営業とは、荷主から直接運送の仕事をもらうことを指し、中小の運送会社は、社長などが仕事の合間に営業することが多いようです。
荷主と運送会社の間に、他の運送会社が入らないため、運賃が良いことから、トラックドライバーにも営業を兼務させるというわけです。
また、中小の運送会社では、運転前の車両整備だけでなく、オイル交換や定期的なメンテナンスなど大掛かりな車両整備も、トラックドライバーの業務とされていることもあります。
車両整備士の資格所有や経験者であればまだ良いのですが、全くの未経験者にとって負担が大きく、事故やトラブルの原因にもなりかねません。
元受けなのか、下請けなのか、さらにその下請け(孫請け)なのかは、運送会社の規模が大きく影響します。
元受けであれば、利益が多く取れますが、下請けや孫請けになると同じ運送業務でも、運賃が下がるので、その分トラックドライバーの給料などの待遇面に影響がでます。
運送会社の取引先が、一般企業の場合は元受けである可能性が高く、運送会社の場合は下請けである可能性が高いのです。
注意しなければならないのは、取引先が大手運送会社の場合ですが、元受けと捉えて差し支えありません。
逆に、取引先が聞いたこともないような運送会社や個人事業主の屋号の場合は、孫請け以下である可能性が高く、待遇面や業務内容も期待が持てません。
もちろん、求人広告や採用担当者から説明はあるのでしょうが、印象を悪くすると思われる内容は積極的には話してくれません。
つまり、説明を受けただけでは業務内容を正しく把握しないまま就職を検討することになってしまいます。
そのようなことにならないよう、積極的に業務内容を把握する姿勢で説明を受けることをお勧めします。
会社概要や運ぶ荷物、配送エリアなど基本的な内容も要チェック!
運送会社の概要や運ぶ荷物、配送エリアなど、運送会社選びの基本的な項目は求人広告や採用担当者からの説明で分かることですが、チェックしておくべき項目はあります。
それぞれ見ていきましょう。
運送会社は大手?中小?
大手、中小それぞれのメリットはあるので、自分の希望に合っていることが重要です。
大手は、給与水準が高く、業歴も長い分だけノウハウもありますから、安定した仕事ができる環境にあることがメリットです。
しかし、その分社内規則や規定もしっかりと決められているため、融通が効かない点はデメリットと言えます。
中小の運送会社では、大手の逆で給与水準は低いものの、自分の裁量で仕事が進められる範囲が広いことが特徴です。
運ぶ荷物は?使用するトラックは適正?
運ぶ荷物に適したトラックが使用できるかも重要なポイントです。
財政事情が苦しい運送会社では、適正ではないトラックでの配送を余儀なくされることがあります。
適正ではないトラックでの配送は、事故や荷物の破損の可能性が高くなりますので、そのような運送会社は避けてください。
配送エリアは?営業所は?
配送エリアと営業所は密接な関係にあります。
配送エリア近くに営業所があると、万が一トラブルや事故の際の対応が素早くて済みます。
勤務時間は?その内容も重要!
運送会社の求人広告などでは、よく実働時間という言葉が使われており、運転時間のことを指します。
つまり実働時間には、待機や検品の時間は含まれていません。
天候や交通状況、その他荷主の都合等によって、毎回状況は違うものですが、おおよその拘束時間がどれぐらいなのかは把握しておく必要があります。
【関連ページ】 トラック運転手の仕事時間、日勤と夜勤の違いから給料までご紹介
業務の範囲は?営業兼務?車両整備は?
運送業務以外の業務範囲は、運送会社の規模に大きく左右される項目ですが、明確に説明されることはあまりありません。
それは、運送業務以外を付随業務と考えていることが要因ですが、従業員にとっては「やるべき仕事」なので、事前に明確にすることをお勧めします。
例えば、大手運送会社であれば運送業務だけで良くても、中小の運送会社では営業を兼務させることがあります。
運送会社の営業とは、荷主から直接運送の仕事をもらうことを指し、中小の運送会社は、社長などが仕事の合間に営業することが多いようです。
荷主と運送会社の間に、他の運送会社が入らないため、運賃が良いことから、トラックドライバーにも営業を兼務させるというわけです。
また、中小の運送会社では、運転前の車両整備だけでなく、オイル交換や定期的なメンテナンスなど大掛かりな車両整備も、トラックドライバーの業務とされていることもあります。
車両整備士の資格所有や経験者であればまだ良いのですが、全くの未経験者にとって負担が大きく、事故やトラブルの原因にもなりかねません。
元受け?下請け?孫請け?
元受けなのか、下請けなのか、さらにその下請け(孫請け)なのかは、運送会社の規模が大きく影響します。
元受けであれば、利益が多く取れますが、下請けや孫請けになると同じ運送業務でも、運賃が下がるので、その分トラックドライバーの給料などの待遇面に影響がでます。
運送会社の取引先が、一般企業の場合は元受けである可能性が高く、運送会社の場合は下請けである可能性が高いのです。
注意しなければならないのは、取引先が大手運送会社の場合ですが、元受けと捉えて差し支えありません。
逆に、取引先が聞いたこともないような運送会社や個人事業主の屋号の場合は、孫請け以下である可能性が高く、待遇面や業務内容も期待が持てません。
待遇面で押さえておくべきポイントは?
給与を始めとした待遇面は、労働の対価として妥当なのか、安心して働ける環境なのかを把握する上で重要です。
待遇面を曖昧なまま就職してしまうと、後々モチベーション低下を招きかねませんので、納得するまで質問するようにして下さい。
就職を決める上で、給料は大きな要因となる項目です。
もちろん高ければ高いほど魅力的に感じますが、余りにも高額過ぎる場合は何か裏がある可能性があります。
業務内容と照らし合わせて妥当な範囲なのか、その確認はして下さい。
また、給料は、会社規模が影響しています。
一般的に大手企業の方が中小企業よりも給与水準が高いと言われています。
つまり同じ給料であれば、大手企業の方が業務は楽であるということになります。
運送会社も例外ではなく、同じ給料であれば、大手の運送会社の方が、業務が楽である傾向にあります。
【関連ページ】全日本トラック協会 2019 年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態
福利厚生は、就職の際は軽視しがちですが、昇給や退職金制度など、後々大きな問題となることもあるので、しっかりと確認しておくことをお勧めします。
福利厚生として、以下の内容が明記されているかを確認して下さい。
一般的に会社には、福利厚生も含めた就業規則や各種規程があるので、可能であれば見せてもらって下さい。
なお、就業規則や各種規程を作成していない運送会社は、お勧めできません。
また、各種手当は、その内容や条件まで把握して下さい。
給与や福利厚生以外にも待遇面で確認しておいた方が良い主な項目は以下の通りです。
大型の免許などを取得する費用を運送会社が負担してくれる制度であり、多くの運送会社が導入しています。
ただし、制度の内容には違いがあります。
負担割合が全額なのか、一部なのか、場合によっては取得後一定日数の労働が条件になっているケースもあるので、事前に把握しておくことをお勧めします。
交通事故だけでなく、荷役事故や荷物破損など、業務中に万が一の事故が起きた場合、トラックドライバーが弁償することになっている運送会社があります。
弁償の割合は様々ですが、中には全額弁償としている運送会社もある程です。
一方で、保険に加入し、補償制度がある運送会社もあります。
事故の際のことは、運送会社側から積極的に説明されることは殆どありませんが、重要なことで、後々トラブルの元になりやすい内容です。
必ず入社前に確認することをお勧めします。
待遇面を曖昧なまま就職してしまうと、後々モチベーション低下を招きかねませんので、納得するまで質問するようにして下さい。
給料は明確になっている?
就職を決める上で、給料は大きな要因となる項目です。
もちろん高ければ高いほど魅力的に感じますが、余りにも高額過ぎる場合は何か裏がある可能性があります。
業務内容と照らし合わせて妥当な範囲なのか、その確認はして下さい。
また、給料は、会社規模が影響しています。
一般的に大手企業の方が中小企業よりも給与水準が高いと言われています。
つまり同じ給料であれば、大手企業の方が業務は楽であるということになります。
運送会社も例外ではなく、同じ給料であれば、大手の運送会社の方が、業務が楽である傾向にあります。
【関連ページ】全日本トラック協会 2019 年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態
福利厚生は充実している?
福利厚生は、就職の際は軽視しがちですが、昇給や退職金制度など、後々大きな問題となることもあるので、しっかりと確認しておくことをお勧めします。
福利厚生として、以下の内容が明記されているかを確認して下さい。
・年間休日・・・112~120日あるのであれば優良といえます。
・社保完備・・・雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金の4つ加入で完備です。
・時間外手当・・・詳細まで決まっている運送会社ほど良いです。
・昇給年1回、賞与年2回・・・明記されずに、何年も給料が上がらない運送会社もあるようです。
・退職金制度・・・退職金がない運送会社もあるようですが、必須です。自身の老後を守る大事なお金です。
・社宅・独身寮・保養所・・・必須項目ではありませんが、あるということはそれだけ余裕がある運送会社ということです。
・産前産後休暇・・・近年男性でも取得するケースが増えている項目です。この項目がしっかりしているということは、少子化の視点からも社会的意義も大きいです。
・社保完備・・・雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金の4つ加入で完備です。
・時間外手当・・・詳細まで決まっている運送会社ほど良いです。
・昇給年1回、賞与年2回・・・明記されずに、何年も給料が上がらない運送会社もあるようです。
・退職金制度・・・退職金がない運送会社もあるようですが、必須です。自身の老後を守る大事なお金です。
・社宅・独身寮・保養所・・・必須項目ではありませんが、あるということはそれだけ余裕がある運送会社ということです。
・産前産後休暇・・・近年男性でも取得するケースが増えている項目です。この項目がしっかりしているということは、少子化の視点からも社会的意義も大きいです。
一般的に会社には、福利厚生も含めた就業規則や各種規程があるので、可能であれば見せてもらって下さい。
なお、就業規則や各種規程を作成していない運送会社は、お勧めできません。
また、各種手当は、その内容や条件まで把握して下さい。
その他の条件には何がある?
給与や福利厚生以外にも待遇面で確認しておいた方が良い主な項目は以下の通りです。
各種免許取得応援制度
大型の免許などを取得する費用を運送会社が負担してくれる制度であり、多くの運送会社が導入しています。
ただし、制度の内容には違いがあります。
負担割合が全額なのか、一部なのか、場合によっては取得後一定日数の労働が条件になっているケースもあるので、事前に把握しておくことをお勧めします。
万が一事故が起きた場合の弁済金の有無
交通事故だけでなく、荷役事故や荷物破損など、業務中に万が一の事故が起きた場合、トラックドライバーが弁償することになっている運送会社があります。
弁償の割合は様々ですが、中には全額弁償としている運送会社もある程です。
一方で、保険に加入し、補償制度がある運送会社もあります。
事故の際のことは、運送会社側から積極的に説明されることは殆どありませんが、重要なことで、後々トラブルの元になりやすい内容です。
必ず入社前に確認することをお勧めします。
訪問時に押さえておくべきポイントは?
興味を持った運送会社は必ず一度は本社や営業所に行き、現場を見学するようにして下さい。
「百聞は一見に如かず」と言いますが正にその通りで、見学によってより多くの運送会社の実態がわかります。
採用面接で訪問することもあるでしょうから、その際担当者にお願いしてみて下さい。
では、運送会社訪問時に見ておくべきポイントについて見てみましょう。
運送会社に停めてあるトラックの状態で、商売道具であるトラックに対する運送会社やトラックドライバーの考え方や意識を窺い知れます。
以上の項目に1つでも引っ掛かる運送会社は、要注意と思っておいた方が良いです。
今や一般車両にも搭載されるようになった安全装置が、トラックにも搭載されているかどうかは是非とも確認して下さい。
安全装置の有無は、交通事故発生リスクに直結し、事故発生のリスクは、前述の弁済金にも関わることです。
安全装置搭載車を使用している運送会社を選ぶべきであることは、言うまでもありません。
せっかく訪問したのであれば、社員やトラックドライバーの格好や立ち振る舞いも、チェックしてみて下さい。
総じて、適正な会社ほど、社員やトラックドライバーもと言えます。
業務面や待遇面、訪問時に分けて、運送会社のチェックポイントについて解説してきました。
でも「運送会社を選ぶ」ということは、単に運送会社のスペックを見ること以上に大事なことがあるので、詳しく見ていきましょう。
例えば、大手の運送会社はしっかりと組織が出来上がっており、それぞれの役割が明確になっています。
このように表現すると大手運送会社は非常に良いように聞こえますが、これは見方を変えると、決まった仕事を決まったやり方でしなければならないということであり、大手運送会社は何とも味気ない会社のように聞こえます。
一方で、中小の運送会社は組織も未熟で、何でも自分でしなければならない傾向が強くて大変なイメージですが、見方を変えると自分の裁量でいろんな仕事ができるということです。
つまり、見方1つでデメリットはメリットに、メリットはデメリットになるということであり、だからこそ他者の表現に左右されず、自分の見方で判断することが非常に大事になります。
運送会社を選ぶということは、それ以降の収入や生活スタイルを決めるということであり、将来に大きな影響を与えます。
その影響は自分だけでなく、家族にまで及ぶことを忘れてはいけません。
それほどに運送会社を選ぶと言うことは、大きな決断なのです。
くれぐれも他人に判断を委ねることなく、自分自身で決めるようにして下さい。
どれだけ納得して選んだ運送会社であっても、良い時ばかりではありません。
時には、思い通りに行かないことや辞めたいときもあるでしょう。
そんな時には「なぜこの運送会社を選んだのか」を是非思い出してみてください。
その答えが明確であれば、きっとまた頑張れます。
逆に言えば、その答えが明確にならない限りは選ぶべきではありません。
興味を持った運送会社をしっかりと、調べて、質問して、「なぜ」の答えを見つけるようにして下さい。
そして、後悔しない運送会社を選んで下さい。
「百聞は一見に如かず」と言いますが正にその通りで、見学によってより多くの運送会社の実態がわかります。
採用面接で訪問することもあるでしょうから、その際担当者にお願いしてみて下さい。
では、運送会社訪問時に見ておくべきポイントについて見てみましょう。
トラックはどんな状態?
運送会社に停めてあるトラックの状態で、商売道具であるトラックに対する運送会社やトラックドライバーの考え方や意識を窺い知れます。
・きちんと並べて停めてあるか。
・停車しているトラックは適正な台数なのか。
・きれいに掃除されているか。
・トラックは改造されていないか。
・トラックに傷、凹みはないか。
・停車しているトラックは適正な台数なのか。
・きれいに掃除されているか。
・トラックは改造されていないか。
・トラックに傷、凹みはないか。
以上の項目に1つでも引っ掛かる運送会社は、要注意と思っておいた方が良いです。
安全装置はあるの?
今や一般車両にも搭載されるようになった安全装置が、トラックにも搭載されているかどうかは是非とも確認して下さい。
安全装置の有無は、交通事故発生リスクに直結し、事故発生のリスクは、前述の弁済金にも関わることです。
安全装置搭載車を使用している運送会社を選ぶべきであることは、言うまでもありません。
社員やトラックドライバーはどんな感じ?
せっかく訪問したのであれば、社員やトラックドライバーの格好や立ち振る舞いも、チェックしてみて下さい。
・身だしなみ・・・健全な運送会社であれば、社員やトラックドライバーの身だしなみも整っています。
・言葉遣い・・・必要以上に大きな声や怒鳴り声は問題外。上記と同じく健全な運送会社であれば、言葉遣いも礼儀正しいものです。
・雰囲気・・・抽象的な表現になりますが、異常にざわついていたり、ピリついていたりする雰囲気の職場は、何かあります。肌で感じ取ってください。
・車・・・マイカー通勤を認めている運送会社も多くあります。駐車場に停めてある社員、トラックドライバー所有の車を観察してみてください。乗っている車種で給与水準が見えてきます。
・言葉遣い・・・必要以上に大きな声や怒鳴り声は問題外。上記と同じく健全な運送会社であれば、言葉遣いも礼儀正しいものです。
・雰囲気・・・抽象的な表現になりますが、異常にざわついていたり、ピリついていたりする雰囲気の職場は、何かあります。肌で感じ取ってください。
・車・・・マイカー通勤を認めている運送会社も多くあります。駐車場に停めてある社員、トラックドライバー所有の車を観察してみてください。乗っている車種で給与水準が見えてきます。
総じて、適正な会社ほど、社員やトラックドライバーもと言えます。
後悔しないために一番大事な事は?
業務面や待遇面、訪問時に分けて、運送会社のチェックポイントについて解説してきました。
でも「運送会社を選ぶ」ということは、単に運送会社のスペックを見ること以上に大事なことがあるので、詳しく見ていきましょう。
見方を変えるとデメリットもメリットに!
例えば、大手の運送会社はしっかりと組織が出来上がっており、それぞれの役割が明確になっています。
このように表現すると大手運送会社は非常に良いように聞こえますが、これは見方を変えると、決まった仕事を決まったやり方でしなければならないということであり、大手運送会社は何とも味気ない会社のように聞こえます。
一方で、中小の運送会社は組織も未熟で、何でも自分でしなければならない傾向が強くて大変なイメージですが、見方を変えると自分の裁量でいろんな仕事ができるということです。
つまり、見方1つでデメリットはメリットに、メリットはデメリットになるということであり、だからこそ他者の表現に左右されず、自分の見方で判断することが非常に大事になります。
決めるのは自分自身
運送会社を選ぶということは、それ以降の収入や生活スタイルを決めるということであり、将来に大きな影響を与えます。
その影響は自分だけでなく、家族にまで及ぶことを忘れてはいけません。
それほどに運送会社を選ぶと言うことは、大きな決断なのです。
くれぐれも他人に判断を委ねることなく、自分自身で決めるようにして下さい。
「なぜ?」への答えは?
どれだけ納得して選んだ運送会社であっても、良い時ばかりではありません。
時には、思い通りに行かないことや辞めたいときもあるでしょう。
そんな時には「なぜこの運送会社を選んだのか」を是非思い出してみてください。
その答えが明確であれば、きっとまた頑張れます。
逆に言えば、その答えが明確にならない限りは選ぶべきではありません。
興味を持った運送会社をしっかりと、調べて、質問して、「なぜ」の答えを見つけるようにして下さい。
そして、後悔しない運送会社を選んで下さい。
この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗
運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。